アニーズパントリーはどんなフード?専門家による愛犬レビュー

Annie’s Diary

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アニーズパントリーは、シンガポールで愛犬の健康意識が高い飼い主さんから高い信頼と支持を得ているフレッシュフードです。

オオカミを祖先に持つ犬本来の食事に着目し、「BARF(生食)」に基づいた設計で、素材や品質へのこだわりも徹底しています。

そんなアニーズパントリーが日本に上陸し、「実際にどんなフードなの?」「本当に愛犬に良いフード?」と気になっているのではないでしょうか。

そこで今回は、ペットフーディストやペットフード安全管理者の私が、アニーズパントリーを実際に愛犬たちに与えて、正直にレビューしてみました。

使用感や食いつきはもちろん、原材料や栄養バランス、安全性や慎重に検討したい犬なども解説しているので、ぜひ購入時の参考にしてください。

アニーズパントリー「パップタブ ビーフ」の基本情報

アニーズパントリーの「パップタブ」は、犬本来の食事を再現した生肉たっぷりのフレッシュフードです。

肉や内臓肉を80%、野菜や海藻などを20%使用し、BARF食の理想的な割合となっているので、一般的な総合栄養食でよく使われるビタミンやミネラル類などの栄養添加もありません。

さらに製造は、HACCPおよびISOのガイドラインに従い、農林水産省に登録された兵庫県の自社工場で行われています。

温度管理や衛生管理が厳格に徹底された環境で製造されているので、安心して愛犬に与えることができるでしょう。

また、2026年1月時点で7種類の味が展開されており、愛犬の好みや目的に合わせて選びやすいのも嬉しいポイントです。

【本音レビュー】愛犬にアニーズパントリーを与えてみた

では、さっそくアニーズパントリーをレビューしていきます。

今回は、パップタブ(大)の「ビーフ」と「カンガルー」を取り寄せてみました。

可愛い箱に入って届く

パップタブは、冷凍のクール便で届きました。

アニーズパントリーの誕生のきっかけとなった、サモエドのアニーちゃんのイラストが入った水色の箱は可愛くて、開ける前からテンションが上がります。

中には、保存方法や解凍方法など、ごはんのあげ方が書いてある紙が1枚入っていました。

たくさん冊子やチラシが入っていると、見ないで捨てちゃったりすることもあるのですが、1枚だけだとちゃんと目に入ります。(笑)

紙製の容器で後処理もラク

一般的なフレッシュフードは透明の袋に入っていることがほとんどですが、パップタブは紙製の容器になっています。

紙製なら、捨てるときに洗ったりプラゴミに分ける必要もなく、後処理もラクですね。

とはいえ、この容器も可愛くて、捨てるのがもったいない気がするのは私だけでしょうか。(笑)

カチカチに凍っているので、一度冷蔵庫で全部を解凍します。

見た目は肉肉しいが香りはほとんど感じない

こちらが解凍したものです。

パップタブの見た目は、ツミレ?みたいですね。

何の食材が使われているかが目に見えてわかるのは、安心感があります。

また、生肉フードなので生臭いのかと思っていましたが、ほとんど匂いは感じられませんでした。

ちなみに、パップタブはビニールで蓋がされていますが、こちらは全部剥がして捨ててくださいね。

また、小型犬ではパップタブ(大)を2日で全部を食べ切ることができないため、小分けにしてすぐに再冷凍しましょう。

なお、冷凍は2回までOKだそうです。

いざ実食!愛犬たちの食いつきは…?4匹中3匹が完食

さっそく愛犬たちにパップタブの「ビーフ」を食べてもらいましょう。

まず最初に試してもらったココは、匂いだけ嗅いでどこかに行ってしまいました。

普段、加熱したフレッシュフードやフリーズドライフードなので、慣れないフードに警戒したのかもしれません。

もしかして、ほかの3匹も食べないのでは?と不安になりましたが…

ナナもマルも秒で完食!

もっとくださいとアピールまでしていました。

ナナのお皿も下げようと手を伸ばすと、「ダメ!」と言わんばかりに制止されました。

あまりにも勢いがありすぎて、画像がブレブレですが…(笑)

そして、いつも食事に悩む選り好みが激しいピノもちゃんと食べてくれました!

4匹中3匹が完食したので、とても美味しいフードなのだと思います。

今回は、最初からパップタブまるまるを与えていますが、ココのように警戒して食べない子がいたり、お腹がびっくりしちゃう子もいるので、いつものフードに少しずつ混ぜてあげることをおすすめします。

アニーズパントリーを与えて感じたメリットと気になった点

実際にパップタブを与えてみて、私が感じた良かった点と気になった点をまとめてみました。

パップタブは、「生食に興味があるけど栄養バランスが不安」という飼い主さんにも取り入れやすいフードだと思います。

栄養設計を一から考える必要がなく、解凍するだけで生食を与えられる点は、大きなメリットです。

また、水分量が多いので、普段あまり水を飲まない犬でも、食事を通して水分を取り入れやすいでしょう。

何と言っても、愛犬たちの食いつきの良さや食べやすそうな様子は、飼い主として素直に嬉しく感じました。

パップタブで気になったのは、事前に解凍しておかないと、すぐに与えられないことです。

骨が使用されているので加熱することができません。

寝る前に冷凍庫から冷蔵庫に移しておけば、翌朝には食べられるようになるので、就寝前の習慣にすることをおすすめします。

また、冷凍庫にある程度のスペースを確保する必要があるので、家庭によっては注文頻度を考える必要があるでしょう。

さらに、毎回量を計る手間がかかる点も、負担に感じる飼い主さんもいるかもしれません。

とは言え、パップタブに限らず、どんなフードも量を計って与えることが基本なので、そこまで気になるということもないのではないでしょうか。

【安全性は?】アニーズパントリーの原材料と成分

愛犬のごはんを選ぶ上で、一番気になるのは原材料や栄養バランスではないでしょうか。

どんなに良いと評判のフードでも、愛犬に合ったものでなければ健康維持することはむずかしくなります。

ここでは、パップタブの原材料と成分について深く見ていきましょう。

原材料は人間が口にする品質の食材。犬本来の食事を再現

アニーズパントリーは、人が口にする品質の食材のみを厳選して使用し、BARF食の理想的な割合で配合しています。

パップタブは完全生食なので、熱に弱い栄養素をそのまま取り入れられるのは、ドライフードや加熱済みフレッシュフードにはない大きなメリットと言えるでしょう。

また、スーパーフードであるクコの実や亜麻仁が使用されていることも特筆すべき点です。

さまざまな食材をバランスよく組み合わせることで、サプリメントに頼りすぎることなく食材本来の力が持つエイジングケア成分やオメガ3脂肪酸などを自然な形で取り入れられる設計になっています。

成分は高タンパク低脂質。子犬からシニア犬まで合わせやすい栄養バランス

パップタブ「ビーフ」の栄養成分値を見ると、高タンパク・低脂質で日本で暮らす犬に合わせやすい栄養バランスになっています。

フレッシュフードはドライフードに比べて消化吸収に優れているので、タンパク質の数値が高いことを気にしすぎる必要はありません。

むしろ、良質なタンパク質をしっかり摂って筋肉量の維持や体づくりを支えながら、脂質の摂りすぎを避けられる理想的な設計と言えます。

アニーズパントリーがおすすめの犬と向かない可能性がある犬

愛犬レビューや原材料・成分の特徴を踏まえたうえで、パップタブがおすすめの犬と、慎重に検討したい犬をまとめてみました。

パップタブはこんな犬や飼い主さんにおすすめ!

  • 食が細い・食べムラがある犬 : 生肉本来の香りや旨みは、犬の食欲を刺激しやすい
  • 食物アレルギーに悩んでいる犬 : 新奇タンパク質を使用したレシピがある
  • おなかの健康を意識したい犬 : 加熱で失われがちな食物酵素や乳酸菌などを含む食材を取り入れられる
  • 水分摂取をサポートしたい犬 : 約70%が水分なので食事から自然に水分を補給できる
  • 生食を手軽に始めたい飼い主さん : 解凍するだけで栄養バランスが考えられた生食を与えられる
  • 添加物を避けたい飼い主さん : 完全無添加で総合栄養食の基準を満たしている

パップタブは、生肉を中心とした構成と高い水分量により、食欲や消化、水分補給といった普段の食事で気になりやすいポイントをまとめてカバーしやすいフードです。

また、自分で一から栄養バランスを考えるのはとても大変なことですが、パップタブはすでに総合栄養食の基準を満たしています。

解凍するだけで手軽に生食を与えられるのは、嬉しいポイントと言えるでしょう。

そのため、上記にあげたような犬や飼い主さんには特におすすめできるフードと言えます。

こんな犬や飼い主さんは慎重に!

  • 重度の免疫不全や疾患がある犬 : 獣医師に相談してから取り入れる
  • 使用されている食材にアレルギーがある犬 : 原材料をよく確認し、アレルギーが起こる食材を避けたレシピを選ぶ
  • 衛生管理が難しい飼い主さん : ごはんを出しっぱなしにする、食器を洗わないなどは厳禁

生食フードは、食材の状態を活かしたメリットの多い食事ですが、犬の状態や飼い主さんの管理体制によっては注意が必要です。

特に持病がある犬や免疫面に不安がある場合は、獣医師に相談してから取り入れた方がよいでしょう。

また、アニーズパントリーに限りませんが、特定の食材にアレルギーがある犬の場合は、原材料をよく確認し、アレルゲンを避けることが大切です。

アニーズパントリーによくあるQ&A

ここでは、パップタブによくある疑問をQ&A形式でご紹介します。

Q1.アニーズパントリーへの切り替え方は?

A.現在与えているフードにパップタブを少量トッピングするところから始め、徐々に割合を増やして7日ほどかけて切り替えましょう。

急な切り替えは、腸内細菌や消化酵素の働きが追いつかず、下痢や嘔吐の原因になることがあります。

そのため、最初の2〜3日はいつものフードの4分の1程度のトッピングから始めると安心です。

また、おなかがデリケートな犬やシニア犬では、スプーン1杯程度のトッピングから始め、移行するための日数も少し長めにするなど、愛犬に合わせて調整してください。

生食への切り替え方法の記事リンク

https://www.apantry.jp/blog/how-to-switch-to-raw-food

Q2.給餌量はどれくらい?

A.給餌量はライフステージや体重、体型、運動量によって異なりますが、目安としては以下のようになります。

アニーズパントリーの公式サイトでは、生食用食事量シミュレーターが用意されており、簡単に計算できるので、ぜひ活用してください。

ただし、代謝の働きには個体差もあるため、2週間に1度は体重を測り、給餌量を調整することが大切です。

▼生食用 食事量シミュレーター

https://www.apantry.jp/about

Q3.賞味期限と保存方法は?

A.未開封の場合は、冷凍で製造日から12ヶ月が賞味期限です。

解凍後は冷蔵庫で保管し、2日以内に食べ切るようにしましょう。

なお、解凍後すぐなら1度だけ再冷凍が可能です。

小分けにして再冷凍することで、大きなサイズを購入しても無駄にしなくて済みますよ!

Q4.アレルギーがあっても食べられる?

A.何の食材にアレルギーがあるかで食べられるかどうかは異なります。

原材料をよく確認し、アレルゲンとなる食材が使用されていないレシピを選ぶことが大切です。

パップタブには、ウサギやカモ、カンガルーなど日本では珍しい肉類を使ったレシピ展開もあるので、比較的選びやすいでしょう。

アニーズパントリーの愛犬レビューまとめ

パップタブは、AAFCOの栄養基準を満たした生食フードという、日本では珍しいフレッシュフードです。

実際に愛犬たちに与えてみて、食いつきや原材料の分かりやすさなど、犬本来の「食性」や食事の「質」を重視したい飼い主さんにとって魅力を感じやすいフードだと思いました。

もちろん、すべての犬に合うドッグフードというものは存在しないため、パップタブもすべての犬におすすめできるわけではありません。

ただ、愛犬の好みや体質に合うかどうかは、実際に試してみなければわからないものです。

その点、パップタブは品質や安全面も評価でき、試してみる価値があるフードと言えるでしょう。

今回のレビューが、愛犬の食事選びの参考になれば幸いです。

生食ブームリンク
https://www.apantry.jp/blog/Learning-from-international-pet-nutrition